よわいめ|ヨワイメ

同時代カルチャーをレビューするブログ

10月31日のいろいろ。

昨日食べ残したパイの実をひとつ食べて、インターンへ。都現美の資料複写のはずが、完全休館でライブラリーも入れず、予定変更で都美へ。閉架図書申請→複写申請→コピーを3回ほど繰り返し、15時作業を終える。お昼を食べて、インターン先へ帰る。資料分類をして、業務終了。

f:id:kouminami:20191031192350j:image(自称、すばらしいお茶)

友杉さんがさくらてらす五反田でやっている個展に行く。武蔵野市立吉祥寺美術館のきくちちきさんの「しろとくろ」展の素晴らしさについて話す。きくち絵本の「いきいきさ」には、普通の絵本とは別の理由があると思いつく。余裕があれば、レビューを書いてみたい。

f:id:kouminami:20191031193330j:image (会場までの地図)

f:id:kouminami:20191031192417j:image(出展作品一部)

そういえば、今日の早朝というか昨日の深夜に首里城が火災とのニュースが流れた。僕は沖縄に行ったことがないこともあって、沖縄の人にとって、その喪失が何を意味するのかは察するしかないのだけど、個人的にはまたも「火災」かと思った。ブラジルの国立博物館ノートルダム大聖堂京都アニメーション第1スタジオ、あるいはアマゾンで相次ぐ熱帯雨林の大火災。ここ数年、ネット上で巻き起こる「炎上」とは別の、燃えさかる火のイメージがメディアを席巻している。それに国内に限ってみれば、度重なる台風による水害にいまも苦しめられている。数日前に地震と台風の時間、音響的な違いについて考えたと思ったら、今度は火災と水害だ。その喪失の意味を考える暇もなく、別の文化遺産が燃え、流されていく。オリンピックを間近に控えた日本ではゼロ年代に引き続き、ネットでの祭り=炎上が日常化する(鈴木謙介)とともに、火と水による即物的な災害が日常化している。災害化する日常。

f:id:kouminami:20191031192503j:image(五反田駅周辺の高架線絵画の一部。)

帰ったら、奨学金の応募書類を準備してから、文献読みを進める。