よわいめ|ヨワイメ

同時代カルチャーをレビューするブログ

10月25日のいろいろ。

朝から大雨が降っていたので、いやな気分。
最寄り駅に入ると高校生が改札前に群がっている。
電車が遅れているよう。
それも20分も。いやな気分。
雨風に耐えながら、やっと電車がきた。
すでにぎゅうぎゅう。
床はつるつる。
体と傘から雨粒がぽろぽろと落ちる。
人と人の間に傘が吸い込まれていく。
このまま手を離すと、あっちの世界にいってしまいそう。
ぎゅっとつかんで、離さない。
どんどん電車は遅れていく。
インターン先に遅れると電話する隙もない。
通過列車にも抜かれていく。
吉祥寺で下車して、井の頭線に乗り換える。
井の頭線も遅れている。
 
なぜか、右脚が筋肉痛だったので、車内で脚の外側の筋肉を伸ばすストレッチを人知れず施しながら、約30分遅れで渋谷駅に到着した。雨はより強くなっていた。山手線大崎駅行に乗ると、すぐに座れて一安心。右隣の女性は韓国のイケメンアイドルが何かに挑戦する企画番組をスマホで鑑賞中。

そういえば、最近、元アンジュルム和田彩花さん(僕と同じく94年生)がエドゥアール・マネの革新性を宇多丸に向かって熱弁しているラジオを聞いた。アイドルというものについぞ関心のない私であるが、アイドルにすべてを捧げないアイドルもいるものかと驚いた。ツイッターで薦められた、彼女のステージも見たが、これにも驚いた。なんせ、曲名が「インカネーション」である。違うかも。

インターン中は来年の展覧会に向けて資料集め。お昼は鮭おにぎりとホットの紅茶花伝を飲む。午後4時、大学へ向かう。学食で味噌汁を啜っていると、韓国からの研究生に話しかけられる。その人によれば、ソウルは「住む」ところではない、とのこと。うーん。なんとなくわかる気もする。

ゼミでは高松次郎に関する発表を聞く。当たり前だけど、作家本人の意図と作品の解釈可能性の区別が批評を生み出す原動力になるなと再確認。奨学金の相談を指導教官にして、大学を出る。雨が止んでいる。電車も少しだけ空いている。途中、田口かおりさんとめりさんこと古川萌さんの「美学」寄稿論文を読む。立川で本屋で雑誌を立ち読みして、帰宅。