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第三世界はベイマックスが救う

前の記事でベイマックスについて思うこと書いたこと、もう少しシンプルな図式で説明できる気がしたので、また書きます。

 

ベイマックスは遅すぎる感性!? - 僕はtwenty

 

「ベイマックス」


『ベイマックス』予告編 - YouTube

そもそも主人公ヒロとキャラハン教授(仮面の男)が戦う原因は、資本拡大を人命より優先させるクレイの判断にあった。その資本家に搾取される、犠牲になるのが、キャラハン教授の娘であり、最後はヒロがベイマックス(ロボット)を犠牲に、娘を救い出す、という展開である。

この展開、要は、資本家に搾取される第三世界の怨念が、仮面の男(マイクロボットの大群)となって、出現し、その暴走を、第三世界の、特に娘(子供)をその搾取から、救出する。それもベイマックス、つまりロボットを身代わりにすることによって、人間を救い出す。というもの。

ここには搾取される貧困層を救い出す、と同時彼らの仕事をテクノロジーが奪うという近い未来に予想されることが、見い出せるようにも思う。

資本主義は死にかけてるからこそ厄介なのだとどこかで柄谷行人さんも言っていたけど、資本主義を正しく死なせることができないから、みんな悩んでいるのだとしたら、ひとまず、人間が人間の労働力を搾取するような資本主義はベイマックス(ロボット)の投入で、死なせることができると思う。

表面的には、搾取の身体的な苦痛は和らげることができる。でもその状態は、搾取されていた側の人々にとってはより経済的困窮をもたらしかねない。もはや資本家が人件費、法人税の安い第三世界を探す必要すらなくなってしまうからだ。もちろん、完全に資本家に見放された第三世界は自ら、産業を生み出し、資本化していくことは限りなく不可能に近い。

資本主義は死にかける時に、最も経済格差を明らかに披露し、かつ労働者たちに絶望の淵を見せつけることで、現行の資本主義に留まるように、脅しをかける。

「資本主義は死にかけているからこそ、厄介なのだ」

ベイマックスでも資本主義を死なせることはできそうにない。

 

 

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